スマホが中心の生活になると、月額のスマホ通信費もデータ量も悩ましくなってきます。
データ無制限や大容量のプランで月額料金を抑えたいと思っても、格安SIMに乗り換えたらデータ量が少ないプランしかないのでは?というのが気になるところ。
こちらの記事では、格安SIMにはデータ無制限のプランはあるのか、データ消費カウントフリーサービスがある格安SIMについて記載します。
※格安SIM の事業者は当サイトで掲載している事業者のみになりますことご了承下さい。
データ無制限の格安SIM・プランはある?
格安SIMはデータ量を抑えて月額料金が安くなるというイメージですが、格安SIMではデータ量無制限のプランはあるのでしょうか。
データ無制限で利用できるのは、通信速度制限がある mineo のプラン、楽天モバイルのプランがあります。
通信速度制限ありでデータ無制限 mineo マイそくプラン
格安SIM の mineo にはデータ無制限のマイそくプランがあります。
最大通信速度で4種類の料金帯がある通信速度制限付きのプランで、いずれを選んでもデータ量は無制限です。
データ量は無制限で使えるとはいえ、通信速度に制限があるプランであること、直近3日間で10GB以上利用すると混雑回避のため最大 32kbps の通信速度に制限される場合があるなど、条件等を分かった上で利用することをおすすめします。
マイそくプランを利用中、通常速度(マイピタプランと同等通信速度)でデータ通信をしたい場合には、専用オプション「24時間データ使い放題」を利用する方法があります。
24時間限定ですが、プランを変えずに通常速度&データ無制限となりますので、使いやすいオプションだと思えます。
日頃は速度制限があっても問題ない場合には mineo マイそくプランでデータ無制限とすることは可能です。
※マイピタの通信速度は利用する回線(ドコモ・au・ソフトバンク)相当とされています。
※ mineo マイそくプラン、オプションの詳細等については公式サイトでご確認下さい。
マイそくの通信速度のことなどについては別記事で記載しています。
mineo マイピタは「パケット放題 Plusオプション」でデータ無制限に
mineo にはもうひとつ、通常速度でデータ量に応じて料金が設定されているマイピタプランがあります。
マイピタプランを利用しながら「パケット放題 Plus」というオプションを利用すると、通信速度制限がかかりますが、無制限でデータを利用できます。
パケット放題 Plus は、マイそくスタンダードプラン同等の最高通信速度 1.5Mbps でデータを無制限に利用できるオプションです。
オプション申し込み後は、スイッチオン・オフで切り替えができる為、通常速度でデータ量をセーブ+場合によって速度制限付きでデータを無制限に利用するといったカスタマイズができます。
ただし、スイッチオンの状態で直近3日間で10GB以上利用すると、混雑回避のため最大200kbpsの通信速度に制限される場合があります。
※ mineo マイピタプラン、オプションの詳細等については公式サイトでご確認下さい。
データ無制限で格安プランの楽天モバイル
楽天モバイルは、使ったデータ量に応じて毎月の月額料金が決まる3段階制のワンプランで、20GB以上はデータ無制限となります。
データ無制限の月額基本料金は大手キャリアに比べると格安なので、目を惹くプランです。
楽天モバイルは、格安SIM通信事業者ではなく楽天回線を利用したサービスを提供しています。通信接続可能な範囲はまだカバーできていないエリアがあったり、その他の通信事業者より回線がつながりにくいイメージがあることも否めないものの、その範囲もだんだんと広がっていってます。
※執筆日現在ではパートナー回線として au 回線でカバーされている地域もあります。
データ無制限で安く使いたいといった場合には、まずは生活圏内が楽天回線の通信エリアマップに入っているか公式サイトで確認してから、楽天モバイルのプランを検討してみて下さい。
データ無制限だからといって、誰か1人が使いすぎてしまうと他の利用者の通信に影響が出てしまうこともあります。そのため速度制限される場合、また環境により速度が落ちる場合があるとされていますので、使いすぎには注意しましょう。
※楽天モバイル最強プランについては公式サイトでご確認下さい。
必要な時だけデータ無制限にしたい場合の povo2.0
au 回線で月額基本料金が0円の povo2.0 は、欲しいデータ量やメニューを使いたい時にトッピングとして購入・利用ができる au のオンライン専用プランです。
povo2.0 には「24時間使い放題」のトッピングがあり、購入後24時間はデータ無制限で通信利用できます。
他のトッピングはデータ容量(GB)に対して料金が設定されていますが、24時間使い放題は時間内はデータ量無制限となるトッピングです。
※一定期間内に大量のデータ通信利用の場合、混雑する時間帯は通信速度が制限されます。
いつもはデータ量はそれほど使わないけれど、出先でデータ通信を気兼ねなく使いたい場合に、povo2.0 の「24時間使い放題」のトッピングは便利かもしれません。
※ povo2.0 の「24時間使い放題」のトッピングについては公式サイトでご確認下さい。
データ通信量「カウントフリー」がある格安SIM
データ無制限とまではいきませんが、格安SIMの一部事業者では、指定のサービスを利用中はプランのデータ通信量が減らないというカウントフリーサービスを提供している場合があります。
以下では、NUROモバイルの「データフリー」、BIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」、LINEMOの「LINEギガフリー」、LinksMate の「カウントフリー」について記載します。
NUROモバイルの「データフリー」
格安SIM NUROモバイルでは、高品質SIMプランのNEOプランシリーズ と格安SIMプランのバリュープラスシリーズ、電話かけ放題が付いたかけ放題ジャストシリーズがあります。
NUROモバイルでは、データ使用量にカウントされない「データフリー」が2種類あり、利用中のプランによって利用できるサービスが異なりますが、いずれも無料です。
※プランのデータ通信量を超えた場合、データフリー対象サービスを利用時も通信速度制限の対象となります。
NEOプランは高品質SIMプランとしてデータ容量もバリュープラスプランより多く、月額料金も高めですが、その分サービスが充実してるというイメージです。
LINEはプライベートだけでなく仕事でも使用頻度が高い場合が多いと思われますので、その分のデータ通信量がカウントされない上に、無料で使えるサービスなのは嬉しいですね。
※「NEOデータフリー」「バリューデータフリー」についての詳細はNUROモバイル公式サイトでご確認下さい。
BIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」
格安SIMのBIGLOBEモバイルは、データ量に応じて月額基本料金が設定されています。
BIGLOBEモバイルには、データ量にカウントされない「エンタメフリー・オプション」という有料オプションがあります。
「エンタメフリー・オプション」は、YouTube や Spotify など、全部で21種類の動画・音楽配信サービス等が対象です(一部機能、有料コンテンツ、広告等除く)。
対象となるサービスが多いのが BIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」の特徴で、プランのデータ容量が超えてしまい通信速度制限中であっても、速度制限されずに視聴できるメリットもあります。
それぞれ推奨される音質や画質の設定はありますが、YouTube など動画をよく見るから月末にはデータ不足になるといった場合には、おすすめのサービスかもしれません。
※「エンタメフリー・オプション」等についての詳細は BIGLOBEモバイル公式サイトでご確認ください。
LINEMOの「LINEギガフリー」
ソフトバンク回線の LINEMO はデータ量に応じて2プランから選べます。
いずれのプランにも「LINEギガフリー」サービスに対応していて、LINEでトークや通話を利用する際のデータ通信量は、データ消費ゼロとなります(一部機能を除く)。
データ量を使い切ってしまい、速度制限になってしまったとしても、LINEの機能を利用する際には通常の通信速度で使うことができるサービスです。
LINEアプリ内のニュース記事閲覧、スタンプショップやLiveの利用、トークで位置情報の共有などLINEギガフリーの対象外になる部分もありますが、LINEの利用分はデータにカウントされないサービスは、プランの検討材料になりますね。
※ LINEMO「LINEギガフリー」の詳細については公式サイトでご確認下さい。
LinksMate のカウントフリーオプション
音声通話対応したSIMだけでもデータ容量により38種類もプランがある格安SIMの LinksMate はゲームをプレイすることに特化したサービスを提供しています。
LinksMate のカウントフリーオプションは有料で、対象のゲーム・コンテンツ・SNS を利用する際のデータ通信量が90%以上オフでカウントされます(一部機能を除く)。
完全ではなく90% 以上はカウントフリーとなり、対象になっているサービスの数は多く、特にゲームの種類が豊富なことが特徴的。
プランのデータ容量を超してしまい、通信速度制限がかかった場合でも、対象のサービスは高速データ通信で利用可能です。
※当サイトでは LinksMate のプランは未掲載となりますことご了承ください。
データ無制限やカウントフリーがある格安SIM・プランのまとめ
データ無制限で利用できる格安SIMや格安プランがあること、指定のサービスを利用中はデータ通信量が減らないカウントフリーサービスがある格安SIMについて記載しました。
YouTube や Spotify はデータ量にカウントされずに利用したいと言った場合には BIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」、ゲームをいろいろ楽しむ分はデータ消費量が90%以上がオフになる LinksMate の「カウントフリーオプション」など、有料のオプションを利用する方法があります。
動画やゲームは家のWi-Fi を利用するけれど、LINEは外出先(データ通信)で気軽に利用したいといった場合には「LINEギガフリー」サービスがある LINEMO や、「NEOデータフリー」「バリューデータフリー」サービスがある NUROモバイルがおすすめです。いずれもオプションではなく、無料のサービスです。
NUROモバイルの「NEOデータフリー」は LINE だけでなくX(旧Twitter)・Instagram・TikTok もサービス対象で、データ消費されません(一部機能を除く)。いずれも外出先で利用したいアプリがサービス対象になっていると感じます。
「NEOデータフリー」は 20GB の NEOプランと 40GB の NEOプランW に無料でついているサービスです。
もともとのプランに20GBや40GBのデータ容量がある上に LINE・X(旧Twitter)・Instagram・TikTok はデータ使用量にカウントされないとなると、使えるデータ量はより多く感じることもあるかもしれません。
とにかく、データ無制限がいいという場合には、格安SIMの mineo か 楽天モバイル のプランがあります。
通信速度に制限があるものの、データを無制限で利用できるプランやオプションがあるのは mineo です。
mineo のマイそくプラン、マイピタの「パケット放題 Plusオプション」では速度制限付きでデータ無制限になります。
制限付きの通信速度がどのくらいなのかを検証した動画が mineo が運営しているマイネ王というファンとのコミュニティブログサイトで公開されています。
マイそくプラン・スタンダートとマイピタの「パケット放題 Plusオプション」の通信速度1.5Mbps、マイそくプラン・プレミアムの3Mbpsでは大抵のスマホ利用では問題なく使えるとされています。
mineo のように予め速度制限もなく、データ無制限で利用できるプランがあるのは、楽天モバイルです。
楽天モバイルは、使ったデータ量で月額料金が決まる3段階制のワンプランで、20GB以上はデータ無制限で利用可能。
データ無制限でも大手通信事業者に比べてかなり低価格です。
繋がりやすさへの不安感も耳にしますが、楽天モバイルの通信エリアは徐々に広がってきており、都度公式サイトでエリアマップの確認もできます。
格安でデータ無制限を利用したいと楽天モバイルを検討する場合、生活圏内が楽天の通信エリアマップ内でカバーされているかどうかも確認してみて下さい。
※データを使いすぎたり混雑時には速度制限がかかる場合があります。データ無制限だからといって使いすぎには注意が必要です。
以上、記事執筆日時点の内容を基に記載しました。参考になりましたら幸いです。
最後に、当サイトの料金プラン一覧では、数あるキャリア(通信会社)のプランからデータ容量無制限で絞り込み、月額基本料金の安い順で見ることが可能です。
カウントフリーのことは上記の記事を参考にしていただきながら、好みや予算に合う料金プランを探す際にご利用ください。
※格安SIM の事業者は当サイトで掲載している事業者のみになりますことご了承下さい。
- mineo | パケット放題 Plus
- mineo | マイそく専用オプション 24時間データ使い放題
- Rakuten Mobile | 個人のお客様
- povo | 24時間使い放題
- イオンモバイル | 料金プラン
- IIJmio | 大容量プラン
- BIGLOBEモバイル | エンタメフリー・オプション
- NUROモバイル | バリューデータフリー
- NUROモバイル | NEOデータフリー
- LINEMO | LINEギガフリー
- LinksMate | カウントフリーオプション
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